スケガワ|挑戦と育成の裏側
スケガワ|挑戦と育成の裏側 Podcast
場所が変わっても武器は消えない。岸本隆一の京都移籍から考える、環境が変わる時の戦い方
0:00
-13:43

場所が変わっても武器は消えない。岸本隆一の京都移籍から考える、環境が変わる時の戦い方

14年の区切りと、新しい挑戦

おはようございます、祐川です!

京都ハンナリーズは2026年5月30日、岸本隆一(きしもと りゅういち)選手との2年契約を発表しました。

岸本選手は、2013年から2026年まで琉球ゴールデンキングス(りゅうきゅうゴールデンキングス)でプレーしてきた選手です。14シーズン、同じクラブで戦い続けた選手が、新しい場所へ向かう。

これは単なる移籍ニュースではありません。

僕はこのニュースを見て、「環境が変わる時、選手は何を持って次の場所へ行くのか」を考えました。

キャリアは終わりではなく、更新される

長くいた場所を離れるのは、簡単ではありません。

慣れたチームメイト。
慣れた街。
慣れた空気。
自分を知ってくれているファンやスタッフ。

そういうものがある場所を離れて、新しい環境に入る。

そこには、期待もあります。
でも同時に、不安もあるはずです。

だからこそ、今回の移籍は「終わり」ではなく「更新」だと思います。

岸本選手が琉球で積み上げてきたものは消えません。
ただ、その価値を京都ハンナリーズ(きょうとハンナリーズ)という新しい環境で、どう発揮していくか。

ここが次の挑戦になります。

場所が変わっても、武器は消えない

ここからは僕の意見です。

環境が変わった時に、選手が一番不安になるのは、「今までの自分が通用するのか」ということです。

チームが変わる。
カテゴリーが上がる。
コーチが変わる。
役割が変わる。

そうすると、今まで当たり前にできていたことが、急に当たり前ではなくなることがあります。

でも、場所が変わっても、積み重ねてきた武器は消えません。

シュート力。
ゲームコントロール。
声。
準備の仕方。
勝負所での落ち着き。
チームに安心感を与える立ち振る舞い。

そういうものは、環境が変わっても持っていける。

ただし、そのまま同じ形で使えるとは限りません。

新しいチームには、新しい文脈があります。
新しい仲間がいます。
新しい役割があります。

だから大事なのは、自分の武器を新しい場所で使い直すことです。

育成年代にも必ず起きること

これはプロ選手だけの話ではありません。

育成年代の選手にも、同じことが起きます。

ミニバスから中学へ。
中学から高校へ。
部活からクラブへ。
地元のチームから強豪校へ。
ベンチだった選手がスタメンになる。
主役だった選手が、急に脇役になる。

環境が変わると、評価の基準も変わります。

今まで点を取れていた選手が、急に点を取れなくなる。
今まで主役だった選手が、ボールを持つ時間を減らされる。
今まで通用していたスピードや身体能力が、上のカテゴリーでは普通になる。

その時に、「自分はダメになった」と思わないでほしいです。

ダメになったのではありません。
次の環境に合わせて、自分の武器を更新するタイミングが来ただけです。

変わるべきものと、変えなくていいもの

環境が変わった時には、変えるべきものと、変えなくていいものがあります。

変えるべきものは、役割の受け取り方です。

新しいチームでは、前のチームと同じ役割をもらえるとは限りません。
エースだった選手が、まずは守備から求められるかもしれない。
シューターだった選手が、ボール運びを求められるかもしれない。
得点よりも、声やリーダーシップを求められるかもしれない。

でも、変えなくていいものもあります。

挑戦する姿勢。
練習に向かう姿勢。
自分の武器を磨き続けること。
失敗を次のデータに変えること。
チームのために前に進むこと。

ここは、場所が変わっても持ち続けていい。

信頼は、新しい場所で作り直すもの

新しい環境で一番大事なのは、信頼を作り直すことです。

前のチームでどれだけ実績があっても、新しい場所ではもう一度、日々の行動で信頼を作る必要があります。

時間を守る。
練習で手を抜かない。
味方の良さを知ろうとする。
自分の役割を理解する。
声を出す。
苦しい時に逃げない。

こういう小さな行動の積み重ねが、新しい場所での信頼になります。

岸本選手のような実績ある選手でも、新しい場所では新しい関係を作る必要があるはずです。

だからこそ、育成年代の選手にも伝えたいです。

新しいチームに入った時、最初から全部を証明しようとしなくていい。

まずは、自分がどんな選手なのかを、毎日の行動で伝えていけばいい。

親御さんに見てほしいこと

親御さんにも、今日のテーマは大事です。

子どもが新しい環境に入った時、すぐに結果が出ないことがあります。

試合に出られない。
前より点が取れない。
コーチに求められることが変わる。
周りのレベルが高くて、自信を失う。

その時に、「前はできていたのに」と言いたくなるかもしれません。

でも、環境が変わった直後は、子どもが自分の武器を作り直している時間です。

だから、聞いてほしいのはこういうことです。

「今のチームでは、何を求められている?」
「自分の強みは、どこで使えそう?」
「信頼を作るために、明日できることは何?」
「前のチームで積み上げたものの中で、今も使えるものは何?」

この問いは、子どもを前に向かせます。

場所を変えることは、逃げではない

環境を変えることを、逃げのように感じる人もいるかもしれません。

でも僕は、そうは思いません。

場所を変えることは、自分をもう一度試すことでもあります。

今までの自分がどこまで通用するのか。
新しい仲間の中で、何を出せるのか。
自分の武器をどう使い直せるのか。

これは、大きな挑戦です。

もちろん、簡単ではありません。
でも、簡単ではないからこそ、成長があります。

最後に

岸本隆一選手の京都移籍は、Bリーグの大きなニュースです。

でも、これはプロだけの話ではありません。

チームが変わる。
役割が変わる。
環境が変わる。
求められるものが変わる。

そういう瞬間は、すべての選手に訪れます。

その時に大事なのは、「前の自分」にしがみつくことではありません。
そして、「前の自分」を全部捨てることでもありません。

積み上げてきた武器を持ったまま、新しい場所で使い直すこと。

キャリアは、終わるのではなく更新できます。

場所が変わっても、武器は消えない。
大事なのは、その武器を次の場所でどう磨き直すかです。

これからこのポッドキャストでは、バスケットボールの話はもちろん、僕の病気や怪我のこと、家族のことなど、色々なテーマでお話ししていきたいと思います。

僕自身のためにも、こうして発信を続けていきたいと思っていますので、ぜひ購読して、聴いていただけると嬉しいです。

皆さんと一緒に、この場所を盛り上げていけたらと思いますので、これからどうぞよろしくお願いします。

【公式LINEのお知らせ】

もし今、何かに悩んで足が止まっていたり、新しい一歩を踏み出す勇気が欲しいという方は、ぜひ公式LINEにも登録してみてください。

ここでは話しきれない深い気づきや、壁を乗り越えるためのヒントを配信しています。一人で抱え込まず、一緒に一歩を踏み出しましょう!

▶︎公式LINEはこちら

このエピソードについてのディスカッション

Userのアバター

もっと続けますか?