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控えが試合を変える。山口颯斗選手の22分に学ぶ「準備できている選手」の強さ
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控えが試合を変える。山口颯斗選手の22分に学ぶ「準備できている選手」の強さ

主役だけで優勝はできない

長崎ヴェルカの初優勝を振り返る時、イ ヒョンジュン選手の得点力、馬場雄大選手の存在感、チーム全体の守備強度はもちろん大きなテーマです。

でも今日は、少し違う角度から話したいです。

山口颯斗選手の22分です。

GAME3で、山口選手は主力を休ませるだけの存在ではありませんでした。馬場選手がファウルトラブルに陥る中で、コートに入り、シュート、ディフェンス、リバウンドでチームを支えました。

控えではなく、準備していた選手

僕は、山口選手を「控え選手」とだけ呼ぶのは少し違うと思います。

正しくは、準備していた選手です。

いつ出番が来るか分からない。
何分出られるかも分からない。
でも、呼ばれた瞬間にチームの強度を落とさない。

これは簡単ではありません。

試合に出続けている選手より、途中から入る選手の方が難しい部分もあります。試合の温度、笛の基準、相手の強度、会場の空気。そのすべてに、短い時間で合わせなければいけないからです。

ベンチの時間は、消えている時間ではない

育成年代の選手にも、ここを見てほしいです。

試合に出ていない時間は、何もしていない時間ではありません。

ベンチで相手の癖を見る。
味方の守られ方を見る。
自分が入ったら何をするかを考える。
声を出して、チームの温度を下げない。

それも全部、試合に参加しているということです。

数字に残りにくい価値

山口選手の価値は、単に何点取ったかだけでは測れません。

馬場選手が下がった時間に、チームの守備強度を落とさなかったこと。
琉球の起点に対して身体を張ったこと。
流れが傾きかけた場面で、迷わずプレーしたこと。

こういうプレーは、ボックススコアだけでは見えにくい。

でも、勝つチームには必ずあります。

「出番が少ない」は、挑戦しなくていい理由ではない

ここからは僕の意見です。

出番が少ない選手ほど、「どうせ自分は」と思いやすいです。
でも、本当にチームを変える選手は、そこから準備をやめません。

出番が少ないからこそ、1本のスクリーン、1回のボックスアウト、1つの声、1本のシュートに価値が出る。

山口選手の22分は、その象徴だったと思います。

親御さんに伝えたいこと

親御さんにも、今日のテーマは大事です。

お子さんが試合に出られなかった日。
出ても短い時間で終わった日。
思うように活躍できなかった日。

その時に「なんで出られなかったの?」だけで終わらせないでほしいです。

「ベンチで何を見ていた?」
「次に出たら、何をしたい?」
「チームのためにできたことはあった?」

この問いが、選手の視点を変えます。

準備できている選手は、必ずチームを救う

山口颯斗選手の22分は、長崎の初優勝を支えた大きな時間でした。

主役だけで優勝はできません。
準備している選手がいるから、チームは崩れない。

試合に出ていない時間にも、成長はあります。
評価されにくい時間にも、意味はあります。

だから選手たちには、こう伝えたいです。

出番が来た時に、チームを救える選手でいよう。

僕自身も、主役ではない時間を経験してきた

僕自身も、この山口選手のプレーにはすごく重なる部分があります。

高校までは、北海道の中でも強いチームでプレーさせてもらい、主役級としてコートに立つ場面も多くありました。

でも、大学に入ると状況は一変します。

全国トップクラスの選手たちが集まってくる環境の中で、簡単にメインで出られるわけではありませんでした。高校まで当たり前のようにあった出場時間や役割が、大学では当たり前ではなくなる。

その中で、僕が常に考えていたのは、「出ていない時に何ができるか」でした。

そして、いざ1本出た時に何を残せるか。

1本のシュートをしっかり決める。
1本のルーズボールに飛び込む。
1回のディフェンスで身体を張る。
1つの声でチームの空気を変える。

本当に、その1本のプレーを大事にしていました。

ありがたいことに、大事な場面で試合に絡ませてもらうこともありました。でも、そこには必ず自分の役割がありました。

チームは、主役だけでは強くなれません。

エースが点を取る。
スターターが流れを作る。
でも、その裏で、シックスマンや控えの選手が自分の役割を理解して、いつ来るか分からない出番に備えている。

その一人ひとりの戦いがあるからこそ、強いチームは本当に強い。

今回の長崎ヴェルカの試合を見て、山口颯斗選手の22分から、あらためてそれを感じました。

準備できている選手は、必ずチームを救います。

試合に出ていない時間にも、成長はあります。
評価されにくい時間にも、意味はあります。

だから選手たちには、こう伝えたいです。

出番が来た時に、チームを救える選手でいよう。

山口選手の22分は、その大切さを教えてくれる時間だったと思います。

これからこのポッドキャストでは、バスケットボールの話はもちろん、僕の病気や怪我のこと、家族のことなど、色々なテーマでお話ししていきたいと思います。

僕自身のためにも、こうして発信を続けていきたいと思っていますので、ぜひ購読して、聴いていただけると嬉しいです。

皆さんと一緒に、この場所を盛り上げていけたらと思いますので、これからどうぞよろしくお願いします。

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