スケガワ|挑戦と育成の裏側
スケガワ|挑戦と育成の裏側 Podcast
挑戦は、超えた数だけ言葉になる。
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挑戦は、超えた数だけ言葉になる。

おはようございます、祐川です。日曜なので、今週(月曜からの一週間)話してきたことを、一本の線でまとめてみます。

振り返ると、今週はずっと、「目に見えにくいところ」の話をしていました。うまくいっているように見える時。動いていないように見える時。数字が出ない時。その“見えやすいもの”の奥で、本当は何が起きているのか。今週は、それを話し続けた一週間でした。

月曜:ミスしないように、ドリブルを弱くしていた

ある子が、ミスを避けようとして、わざとドリブルを弱く突いていました。一見、ていねいで、うまくいっている風。でも、それだと練習になりません。

成長は、失敗しない安全な場所ではなく、少し乱れるくらいの強度の中で始まる。「うまくいってる風」の下で、挑戦が止まっていないか。そういう話でした。

火曜:「もっと走れ」と言った方がいいですか

保護者の方に、こう聞かれました。ゲーム中に動けていない我が子を見て、もっと走れと言うべきか、と。

でも、止まって見える時間に、その子の頭の中では、判断が動いていることがあります。外から見えない思考を、「やる気がない」と決めつけない。止まって見える下で、何が育っているか。そういう話でした。

水曜:「明日、身長は10センチ伸びない」

試合の振り返りで、あるコーチが言った言葉です。身長差は、今すぐには変えられない。

でも、変えられないことを認めた時に、変えられる一歩——先に触る、最初の三歩、床に速く反応する——が、はっきり見えてくる。変えられない条件の下に、変えられる一歩がある。そういう話でした。

木曜:子どもが「やめたい」と言った時

「やめたい」は、結論じゃなく、信号です。疲れ、比較、人間関係、興味。奥にある理由は、ぜんぶ違う。

だから、すぐ説得せずに、まず聞いて、一緒に分解する。言葉の下に、本当の理由がある。そういう話でした。

金曜:生徒が一人だけの日も、体育館を開けた

スクールを始めた頃、生徒が一人だけの日がありました。数字としては、さみしい日です。

でも、その一人にしかできない時間を作る。「人数ではなく、目の前の一人を見る」という僕の原点は、その静かな日に生まれました。数字が出ない日の下で、大事なものが育っていた。そういう話でした。

土曜:世界のコーチは、最初のひと言で空気を変えた

海外コーチは、スキルの前に「やる気は自分で保て」と渡しました。

大人が盛り上げ続けることが、いつのまにか、子どもが自分で立ち上がる力を奪っていないか。にぎやかな空気の下で、自分で走る力が育つのか、奪われるのか。そういう話でした。

今週の、一本の線

並べてみると、はっきりします。今週はぜんぶ、「見えやすいもの」の“奥”を見る話でした。

うまくいってる風。動いていないように見える時間。変えられない条件。やめたいという言葉。一人だけの体育館。盛り上がっている空気。

そのどれもが、表面だけを見ると、判断を間違えてしまう。育成って、結局、見えやすいものの奥を見ようとする仕事なんだと思います。そして、大人がどこを見るかで、子どもの挑戦は変わる。

僕がこういう話をできるのは、自分自身が、見えない時間をたくさん通ってきたからです。結果が出ない時間、誰にも見られない時間、うまくいかない時間。そこを通ったから、いま、こうして言葉にできる。

挑戦は、超えた数だけ、言葉になる。これが、今週の結論です。

来週も、身近な悩みや、世の中で動いているニュースに、僕の経験を重ねながら話していきます。

今週も、聞いて、読んでくれて、ありがとうございました。よかったら、誰かに届くように、シェアしてもらえたら嬉しいです。

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